久保記念観光文化交流館 美術品展示館 第26回企画展
「魔法の版画 リトグラフ」
1.開催趣旨
リトグラフ(石版画)は、描いた絵をそのまま版画として写し取ることのできる魔法のような技法です。18世紀末にドイツで発明されて以来、版画の分野に革命をもたらし、様々なジャンルの作家たちが制作しました。版画の普及に貢献した美術評論家の久保貞次郎(1909-1996)が交流し支援した作家たちも、リトグラフの技法による前衛的な表現を試み、版画の枠を越えた新たな表現を展開しました。
本展では、真岡市所蔵の宇佐美コレクションと久保コレクションの中から、戦後に制作された多彩なリトグラフの作品を紹介します。前期では、1950年代の瑛九とその周辺の作家を中心に、幻想的な作品を紹介します。後期では、1960年代以降の作品を中心に、作家の個性を反映し広がりを見せる様々な版画表現を紹介します。版画作家たちの探究心と創造力から生まれた表現豊かなリトグラフの世界をどうぞお楽しみください。
〈出品作家〉※五十音順
前期:靉嘔、泉茂、瑛九、オノサト・トシノブ、利根山光人
後期:池田満寿夫、北川民次、ジミー鈴木、竹田鎭三郎、殿敷侃、ヘンリー・ミラー、吉原英雄、ワルワーラ・ブブノワ
2.開催期間
前期:「瑛九を中心に」 2020年10月22日(木曜日)~12月14日(月曜日)
後期:「広がる版画表現」 2020年12月17日(木曜日)~2021年2月15日(月曜日)
※前期・後期で作品の展示替えがあります。
3.開館時間・入場制限
新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため入場制限を行います
・開館時間
9:00~18:00(最終入館17:30)
・入場制限
1.館内における人と人との十分な間隔が確保できるよう人数の制限をさせていただきます。
2.体温を自宅で検温の上、ご来館ください。体調不良者、37度5分以上の方の入館はお断りさせていただきます。
3.入場者の所在確認として、氏名、住所、電話番号、入館時間等を受付票に記入していただきます。
4.入場の際、マスク着用をお願いいたします。マスク着用がない方の入館はお断りさせていただきます。
5.入口での手指消毒をお願いいたします。
6.新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のインストールにご協力お願いいたします。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html
4.休館日
毎週火曜日(11月3日は祝日のため開館)、12月16日(水曜日)~1月5日(火曜日)、年末年始(12月30日~1月3日)
5.入館料
無料
6.開催場所
久保記念観光文化交流館 美術品展示館
〒321-4305 真岡市荒町1105番地1
電話番号:0285-82-2012
7.久保資料室(久保記念館2階)のご案内
本展出品作家たちと交流した久保貞次郎の功績を紹介しています。企画展とあわせて是非ご覧ください。
8.主催
真岡市教育委員会
9.今後の展示のご案内
「HIKARI-灯る、きらめく、光の絵画」
会期:2021年2月18日(木曜日)~4月12日(月曜日)
10.『美術品展示館企画展作品集』観光物産館にて発売中!
美術品展示館の第1回~10回までの企画展の内容を収録した作品集を販売しております(1300円)。是非お買い求めください。